ニッチ戦略
サイト投資に適したサイト、いわば「サイト売買可能性」が高いサイトの属性の一つには「ニッチ戦略」があります。
大手サイトが競合にある場合、どのように努力したとしても収益性が見込めません。そのため、できる限りフォーカスしたサイト戦略が求められます。
事業ポートフォリオの策定によく利用されるBCG(ボストンコンサルティンググループ)のポートフォリオマトリクスがあります。(下図)これは横軸に相対的な市場シェア、縦軸に産業の成長率をとったものです。こうしてできた4つの象限は、それぞれ「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」と名づけられています。
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このマトリクスで横軸になっている相対的な競争ポジション(市場シェア)とは、市場の大手企業との事業シェアとどの程度の差があるかを表しています。
また、市場の成長率は将来的な市場の魅力度を表しています。一般的に市場の成長・衰退も人生と同じように、低い段階から始まって、ゆっくりと成長していき、だんだんと成長率が高まり、限界を超えるとゆっくりと衰退に向かう傾向があります。ターゲットとする市場が現状でどのような段階にあるのかを推測し、今後どのようなルートを通って成長していくのか、それとも衰退に向かうのかを考えます。
このBCG事業ポートフォリオマトリクスでいえば、サイト売買可能性が高いサイトは、大手企業が存在しないということですから、「相対的なシェア率が高い」もので、さらに「市場の成長率は高い(魅力度が高い)」サイトと考えられます。いわば「花形」であるということです。
どんなに市場成長率が高いとはいっても、すでに大手の競争相手がいて、相対的シェア率が低いのであれば、あまり高い評価は受けません。
ただし、相対的なシェア率が低く、市場成長率が高いサイト、これは「問題児」ですが、問題児のサイトはまったくサイト売買可能性がないのかといえば、そうでもありません。問題児から花形へとサイトの改善を行えばよいのであって、買い手がそのような見込みを持てばサイトの売買可能性は高まります。
少なくとも、問題児サイトを持つ売り手側は、売却時にできる努力の範囲は限定されます。もし、問題児サイトを売却しようという際には、問題児から花形への改善ができるような資源や能力のある買い手が、問題児サイトの可能性を見出してくれることを願う必要があります。
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